ああ正負の法則

 オーラの泉の影響で美輪明宏さんの本を読んでみたくなりさっそく読んでみました。数ある中でこの本を選んだきっかけは、会社の先輩もこの本を読んで推めていたからです。

 ページ数も少なく誰でも簡単に読める本です。内容はタイトルどおりいいことがあればその分悪いことが起こるということなので長生きをしたければそこそこにしておいた方がいいよ、という教えです。なによりも楽しく読めると思います。わたしも一気に読んでしまいました。その結果…

 気持ちが楽になると同時に、これからどうすべきか悩んでしまいました。だって自分が幸せになればなるほどその前か後に必ず不幸が訪れるのであればいったいなんのために努力するのでしょう?誰もがひとよりも幸せになりたいと思っていると思っていたのですが。

 そこでいろいろ考えました。地位や名誉を手に入れる方法として、自分の欲望のままひとを蹴落としてでも手に入れる場合と、結果として後から付いてくる場合があると思います。手に入れたものが同じでもその過程が違う場合はどうなのでしょう。不幸が訪れそうなのは前者ですよね。そう考えたら、ひとを不幸にして自分が幸せになった場合と、ひとを幸せにして自分が幸せになる場合があると思います。後者になりたいもんだとつくづく思いました。

ああ正負の法則

ああ正負の法則