Googleを支える技術 第3章 Chubby

Chubbyの特徴は、GFSやBigTableに比べるととても小さなデータを扱うことで、設定ファイルのような扱いになる。
また、Chubbyファイルにはロックする機能があります(おそらくこの意味が大きい)。GFSにはロック機能はないが、Chubbyを利用することによってGFSにもロック機能を持たせることができます。
ここでちょっと面白いのが、Chubbyセルの5つのレプリカの中からマスターとなる一つを選ぶアルゴリズム。レプリカ自身の合意によって決定されるこの方法のことを「コンセンサスアルゴリズム」というそうです。ChubbyではPaxosと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを用いています。
さらにChubbyはDNSの役割も果たすこともできます。


第3章のまとめとして、GFSは大きなファイルを扱う分散ファイルシステムBigTableはGFSを利用した分散ストレージ、Chubbyはロックサービスの機能を持った小さなファイルシステムです。
役割をしっかり分けてそれぞれの立場でしっかりと自分の役割を果たし、さらに各役割は互いに連携して、様々な対応を行います。我々人の組織も見習わなければ。