ほめること

ほめる系の本は読んだことがない。ほめることに嘘をつきたくないから。
ほめるということは自分の中で、すごいなぁ、よくこんなの作ったなぁ、といった自然に出てくる心情に対する表れだと思っている。だから、その人が努力していたこと、創造的な作品を作り上げたこと、を知っていれば自ずとほめたくなるもの。自分に正直な気持ちになれば勝手に出てくるものだと思う。
それを部下をほめるもんだとバカの一つ覚えみたいに部下をほめるような上司は単なるバカとしか言いようがない。しっかり部下の小さな努力や成果を見ていれば自ずと感謝の気持ちが出てくるはず。まずはその努力や成果を見るべきなのに、ほめる方が先に来て順序が逆になっている。
言われた本人の気持ちにもなってもらいたい。なんの努力もしてないのにほめられても全然うれしくないよ。それこそ部下を傷つけてると思うよ。
なにも考える必要はない。自然に心からほめたくなったらほめればいいのよ。